「先のことなんて解らない」 握り締めてた手の力を抜いた 何を握り締めてたんだろう? 広げた掌に爪の痕が深く残る 「何を握り締めてたんだろう?」 目に見えない色んなこと 広げた瞬間空気に溶けた 今となっては思い出せない そんなちっぽけな拘り 「先のことなんて解らない」 どんなに不安がっても どんなに... 続きをみる
2018年9月のブログ記事
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月の灯り 碧い世界に揺れる影 白く浮かぶ細い指 君の横顔そっと盗み見る 心地よい乾いた夜風 首筋をかすめてく 夏が遠退いた夜 虫の声が心震わす 夏の始めと夏の終わり 君との距離が近くなった 秋になって夜風が冷たくて 又少しずつ近くなる
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秋の匂い 枯れた草の匂い 野焼きの匂い 乾いた風の匂い 一年で一番好きな秋 空が高くて青い 雲の向こうにキンとした冬が 秘かに隠れてる気配 一年で一番好きな短い秋
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雨が落ちてきた 車の窓ガラス ボツボツボツと大きな雨粒 結局私が自分勝手でワガママで 困らせてることは解ってる 解ってるけど止められない言葉達 こんなに重たい雲だから こんなに真っ暗な空だから そんな言い訳を頭の中で巡らせて 息がしにくくなっていく
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とことん疲れてしまうと 少しも動けなくなる 身体が疲れた時は身体が 心が疲れた時は心が ピクリとも動かなくなる そんな時はいっそ 何もかも手を離して 目を閉じて休んでしまおう 「あれもこれもしなきゃ」 なんて欲張りはやめて 長い人生から見たら どってことないもんだよね
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自分に優しく 声をかけてあげて 「頑張ってるね」 「すごいね」 「やるじゃん」 自分に厳しい言葉や 冷たい言葉ばかりぶつけてない? 自分の一番の味方は自分だよ 他の誰でもない 自分を信じるのも自分だよ 自分にとって一番は自分だよ そのことを忘れないでね
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「大丈夫」の想いも 「頑張れ」の想いも 言葉にすると 屈折して飛散する 想いを言葉にした途端 星屑になり夜空舞う もどかしくて切なくて 口を少し開いて息を吸うけど 言の葉は何も心を届けてくれない
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ピーンと張りつめた心の糸 小さな風に震える その震えは何処までも伝わり 周りをも震わせていく 止めなきゃと焦るほど ピンピンと張りつめる