翠月の零れる呟き

日常の呟き

『嫌な夢で目を覚ます』



嫌な夢で目を覚ます

指の感触も首筋の鳥肌もそのまま

こちら側に付いてきた


夜の深い闇が重たくて

夢か現の区別さえもつかぬまま

冷えた空気に震えてる


真夜中の苦しい寝覚め

リアルな感触も甦る恐怖も

消すことが出来ぬまま目を閉じる


闇が終わり新しい光が届くまで

ひたすらに永く感じる時間

でも必ず来る


薄靄とともに鳥達が囀り

ゆっくりと藍が薄明かるい蒼へ

新しい朝は必ず訪れるから

必ず

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