翠月の零れる呟き

日常の呟き

『一人一人の先の星』



やりっぱなし

つけっぱなし

置きっぱなし


誰かがやってくれるから?

それは違うよね

みんなが誰かを期待してたら


この星は

めちゃくちゃになっちゃうよ

『おばあちゃんへ空に向かって呟く』



横向いて寝ようとすると

肩が痛くってさ


雨の日や寒い日は

腰とか頭とかミシミシ軋んだり


小さな字の本を読もうとしたら

遠ざけてもぼやけちゃったり


あと一口か二口ってところで

どうにも食べられなくなったりさ


昔、おばあちゃんが

「いやんなっちゃうわ」て言ってた

小さな色んなこと


無邪気に笑ってたけど

少しずつ近付いてきてるんだな


「解るよ、おばあちゃん」て

空に向かって呟くことが増えてきたんだ

『朝の声、今日が始まるね』



朝の声


楽しそうに鳴く鳥達

登校する子供達の賑やかな声

「おはよう」「おはよう」


カーテンの隙間から

溢れ入る朝の光

今日が晴れだと教えてくれる


今日が始まるね


どんな昨日でも

どんな気持ちでも

どんな体調でも


今日が始まるね


それぞれの1日を

楽しく心地よく過ごしたいね