翠月の零れる呟き

日常の呟き

『嫌な夢で目を覚ます』



嫌な夢で目を覚ます

指の感触も首筋の鳥肌もそのまま

こちら側に付いてきた


夜の深い闇が重たくて

夢か現の区別さえもつかぬまま

冷えた空気に震えてる


真夜中の苦しい寝覚め

リアルな感触も甦る恐怖も

消すことが出来ぬまま目を閉じる


闇が終わり新しい光が届くまで

ひたすらに永く感じる時間

でも必ず来る


薄靄とともに鳥達が囀り

ゆっくりと藍が薄明かるい蒼へ

新しい朝は必ず訪れるから

必ず

『真昼の空にひっそりと浮かんだ月』



真昼の空に

ひっそりと浮かんだ月


何処か居心地悪そうで

寂しげに見える


この地球のあちこちに

そんな気持ちでいる人が

一人でも少なくなってほしい


そう願った

『優しくて潔く真っ直ぐな人は素晴らしい』



優しすぎることを責められる

理不尽だけどリアルな世界


潔く真っ直ぐな人が潰される

理不尽だけどそういう社会


夢も希望も見失う

何か歪んでるこの世界


良くないよね?

良くないよ


優しくて潔くて真っ直ぐなんて

とても素晴らしいことだもの