翠月の零れる呟き

日常の呟き

『思い込みという鍵』



『思い込み』を縛り付けた鍵

何処かに失くしてしまった


鍵をかけることばかりしてたら

がんじがらめで動けなくなった


右足を小さくずらしたら

たくさんの鍵


足を少しでも動かしたら

地面が崩れるかもという思い込み


突然の強い風に揺れてずらしたら

たくさんの鍵が見つかった


足を咄嗟にずらしても

地面は崩れなかった


そして一つずつ

思い込みという鎖の鍵を開けていく


一つ一つ外れていく度に

軽くなっていく心と身体


勇気とか強さとかなんて

要らなかったんだ


ふとした小さなきっかけで

簡単に外せるものなんだね


夏空を見上げて

思いきり背伸びした

×

非ログインユーザーとして返信する