翠月の零れる呟き

日常の呟き

『月が満ちた夜だけ』





月が満ちた夜だけ

君を想い泣く


明るい夜空に

君を探す


僕を置いて

そっち側へ逝った君


責めてないよ


ただ大きすぎる悲しみと

重たすぎる淋しさに

どうしたらいいのか

わからないだけだよ


人は慣れるという

人は時が経てばという


僕のこの想いは

そんな簡単なことじゃない


耳を塞ぐ

心閉ざす

口を噤む


頭の中では

何もかもわかってるよ

わかったつもりではいるよ


ただね

いつまでも

どこまでも


心が君を探して泣くんだ

心が君を恋しがるんだ


僕が君に触れたいんだ

僕が君を抱きしめたいんだ


君のいない毎日が

いつまでも淋しいんだ



月が満ちた夜だけ

君の思い出を溢れるままに

僕は思いきり泣くんだよ


一人静かに

君の星を探しながら

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