翠月の零れる呟き

日常の呟き

『夏の始めと夏の終わり』



月の灯り

碧い世界に揺れる影

白く浮かぶ細い指

君の横顔そっと盗み見る


心地よい乾いた夜風

首筋をかすめてく

夏が遠退いた夜

虫の声が心震わす


夏の始めと夏の終わり

君との距離が近くなった

秋になって夜風が冷たくて

又少しずつ近くなる

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