翠月の零れる呟き

日常の呟き

『明け方の・・・』

明け方の静寂

震えるスマホ


霧の中にいる感覚から

ゆっくり浮き上がっていく


明け方の暗闇

夜の忘れ物


君からの着信

指先から嬉しく目覚める


耳から流れ入る君の声

夢か現かあやふやのまま


近くに感じたくて

スマホを耳に押し付ける


優しい君の温もりが

冷たい空気を溶かしてく


音の無い朝靄の中

心地よい君の声だけ


私を包む・・・



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