翠月の零れる呟き

日常の呟き

『そんなものかと思ったりした』





そうかこの世界

注目されたいのなら



とことん悲劇か

とことん闇か




「かわいそう」

「最悪」

「面白い」



この三つ

ワンセットになってる



人の心なんて

良いも悪いもない



綺麗事言ったって

見映えある言葉並べたって



この根底は

何処もかしこも似かよってる

『普通であれという異常』





上向きに力を入れるか

下向きに力を入れるか


ただそれだけの違い



なんとなく頑張って

なんとなく努力して

なんとなく生きて



とりあえず

髪は真っ直ぐ真っ黒で

瞳も普通に真っ黒で

左右、前後と列を乱さず合わせてく



物心ついた頃から押し付けられて

みんな一緒にみんな仲良く

和を乱したら叩きのめされる



見えないところで意地悪して

同じじゃないとこ突っついて

大人も子供も叩いて責めて



今更、平和って何処に転がってる?

思い遣りって何処に挟まってる?



揚げ足とりに言葉の暴力

なんなら多数で一人を潰す



優しいことまでもが

押し潰されてくこの世界



悲しすぎるこの世界

『誰かの書き込み』



誰かの書き込みを合図みたいに

一斉にストレスの捌け口みたいに

言葉の暴力


自分の思い込みを専門家という肩書きで

知ったように語ってる大きな画面

皮肉な笑顔


全てに蓋をして

全ての音を消して

閉じ籠るしか守れない?


どうしようもなくなって

部屋に、心に閉じ籠った人間は

悪者?


ただ、風の音が聞きたくて

ただ、鳥の声が聞きたくて

閉じ籠った人間は負け犬?


勝ちか負けか

誰が作ったかも定かでない

その線引きでわけられて


勝ちか敗けで騒ぐ愚かさ

溜め息で吹き飛ばされるくらい

ちっぽけだ