翠月の零れる呟き

日常の呟き

『揺れてみたい』




空が高くなってた

風が心地よくなってた


夜空の月を見上げながら

些細なことで揺れる心

弄ぶ


風に流されるでもなく

風に逆らうでもなく


静かにしなやかに

ユラユラ揺れていたい


力を抜いて

深く息をして


どうか折れないよう

どうか千切れないよう


ユラユラと

風に揺れてみたい


心の芯は

深く大地に根付き


軸はぶれることなく

ユラユラと


揺れてみたい

『言の葉』




言葉にうちひしがれ

言葉に酔いしれ

言葉に泪する


この世の常と申しましょうか



そんな言の葉

涙するなら

温かい泪を流したい

『現在・過去・未来・・・?』




大丈夫

心からそう思えた記憶


すぐに見失う

そして不安


この波の繰り返し

寄せては返す


浅い呼吸

潜んで過ごす


無意味こそ

楽しく輝いてた

過去の日々


全てを否定され

見えない未来

指差され


綺麗な御託

並べられても


心は既に

呼吸を止めた


淡々と

今を大切に


あっちを見ても

こっちを見ても


同じような言葉

溢れてる


それすらも

心を生き返らすこと

出来なくて


元通りになるなんて

微塵にも思ってない


「新しいスタイル」

耳障りのいい言葉


少し笑って

距離を置く


一人が寂しいんじゃない

独りが嫌いなんかじゃない


少し歪んだ世界

平衡感覚を失った


ただ

それだけ